トップページ > アドバタイジング エディション > No.17【愛知】熟練者の見事な手さばきで、滑るような書き味と称賛される豊橋筆。

クロのアドバタイジング エディション

※ 音楽を聴きながらお楽しみください。

■ 熟練者の見事な手さばきで、滑るような書き味と称賛される豊橋筆。

何事にも先回り。

江戸時代後期に、藩主が京都の職人を御用筆匠として迎え、下級武士に副業として
筆作りを奨励したのが豊橋筆の始まり。伝統を守り完全なる手作業により、多くの書家の心をつかみ続け今日に。
榊原さんは
(もっと柔らかく、もっとなめらかにと様々な注文が来るのが本当に嬉しくってね!)と優しく筆を見つめる。
昔からの言い伝えと言いながら
(職人は自分では書かないんですよ!だって自分好みの筆を作ってしまうでしょ。)
と今日も使う人の立場で材料を吟味し、一本一本を大切にする姿に妥協はない。
その時、伝票を整理していた奥さんが私に大切な事を教えてくれた。
(理解するには先回りして折れなさい。)

これは母が教えてくれたこと。職人は頑固なんですよね!でも、こだわ
らない職人さんも変ですけど!
(先回りは、理解するための職人の家の知恵)
と笑顔で話してくれた。
無我夢中の毎日でしたが夫婦が互いに健康でいられた事が一番嬉しいです。
と言っていた奥さん、素敵な話しをありがとう。

いつまでも いつまでも
大切なことを、その笑顔で。

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